コースデビュー前の初心者の方には「ゴルフは紳士のスポーツなのでマナーに厳しい」というイメージがあると思います
しかし、思ったほど堅苦しいものではなく、いくつかのポイントを押さえることで、上司や先輩とラウンドしてもマナーについてうるさく言われることはありません
ですが、必要最低限のマナーは知っておかないと、「君はコースに出るには早すぎる」「マナーを覚えてから出直して来なさい」などと言われてしまうこともあります
そう言われないために、今回は押さえておくべきラウンド中のマナーについて、各場面ごとに紹介します
ティーグラウンド、コース内のマナー
ティーグラウンドやセカンドショットなどで必要なマナーを５つ紹介します
スタート前に挨拶
どんなスポーツでも挨拶は大事にされています
「礼に始まり礼に終わる」という言葉もあるからいなので、プレー開始前には「よろしくお願いします」終了時には「ありがとうございました」もしくは会社関係者の方には「お疲れ様でした」と挨拶する
打つ人の正面や後方に立たない
打つ人の前に立つことはないと思いますが、初心者の方がやりがちなのが、飛球線後方に立ってしまうことです
視界に入ってしまうとスイングに集中出来なくなり、マナーにうるさい方なら注意されてしまいます
打つ人の視界に入らないように、背中側で待つようにしましょう
打つ際は動いたりしゃべったりしない
打つとき(アドレスに入ったら)極力動いたり、しゃべったりしないようにしましょう
しゃべることはコミュニケーションとしていいことですが、打つ人の動作を確認しながらしゃべるようにし、アドレスに入りそうになったら声を出さないように気をつけてください
隣のコースにボールが飛んでしまったら「ファー」と叫ぶ
ゴルフでたまに「ファー」と叫んでいる場面を見ることがりますが、これは隣のホールなどにボールが飛んでしまっとき、危険を知らせるためのマナーです
なので、「ファー」と言わないことで他の組から文句を言われることもあります
もし隣のホールにボールが飛んでしまった場合は、大きな声で「ファー」と言うようにし、余計なトラブルを避けましょう
打ち込まない
打ち込みは大変危険な行為なので、前の組とどれくらい離れているかを確認し、十分な距離が確認できるまで、打つのを待ちましょう
最近ではカートにGPSが搭載されており、カートとの距離がわかるので、自分の飛距離と合わせて確認することで確実に防ぎましょう
バンカーのマナー
ゴルファーを苦しめるバンカー
そんなバンカーにもマナーがあります
バンカーのマナーを２つ紹介します
使用したバンカーはならす
バンカーショットをしたあとは、後の人のことを考え、ショットの跡や足跡をレーキできれいにならしてからバンカーから出ましょう
バンカーはアゴの低い場所から入る
バンカーに入るときは、ボールから近い場所からではなく、アゴが低い場所から入るのがマナーです
アゴが高い場所から無理に入ると、砂を崩してしまったり、芝を傷つけることもあります
グリーン上でのマナー
グリーンでは集中力が必要なパッティングをする場所なので、１番マナーに気をつかわないといけません
グリーン上で必要なマナーを４つ紹介します
グリーン上は走らない
グリーンは芝が薄く刈られているため、傷つきやすいです
走ったり跳んだりするだけで、ボールの転がりに影響するくらいの傷が付いてしまいますので、急いでいても走らないようにしましょう
パッティングラインを踏まな
グリーン上を移動するときには、同伴者のボールの位置とピンの位置を把握しておき、ボールとピンのラインを踏まないように気をつけましょう
ボールマークを直す
ボールがグリーンに落ちたときに出来る跡(くぼみ)のことをボールマークといいます
ボールマークをそのままにすると、ボールの転がりに影響するだけではなく、芝が枯れやすくなってしまいます
グリーンフォークを使用し、ボールマークを直しましょう
カップ周りを踏まない
カップ周りはデリケートなので、踏んでしまうと簡単にへこんでしまいます
カップインしたボールを拾うときなど気をつけましょう
スロープレイに気をつける
ゴルフはほとんどの場合、前の組と後ろの組に挟まれてプレーします
なるべく前の組についていくようにプレーするようにし、後ろの組の妨げにならないように心掛けましょう
自分の打順が来る前にクラブなど準備する
自分の前の打順の人がアドレスに入る前に、クラブやボール、ティーなどを準備し、すぐに打てる準備をしておきましょう
セカンドショット以降では、クラブを２、３本持ってボールがある地点まで移動する
手ぶらでボールを探したり、クラブを１本しか持っていないと、思っていた状況ではなかった場合にクラブを交換しに行かなければならなくなります
初心者の方には難しいと思いますが、いろいろな状況を想定してクラブを２、３本持っていくのがいいでしょう
素振りは２回まで
自分のイメージと合うまで素振りをしたい気持ちは分かりますが、それは練習場で行うようにし、ラウンド中は素振りを２回までにしましょう
ホールアウト後はなるべく早くホールから出る
ホールアウト後はこのホールの振り返りをしたくなりますが、カートに乗ったときにするようにいましょう
予備のボールを携帯しておく
プレー中にOBやロストボールでボールを無くす可能性があります
ボールを無くすたびにカートまで戻るのはスロープレイの原因になるので、予備のボールを常に３個以上携帯するようにしましょう
まとめ
ゴルフは紳士のスポーツと言われ、マナーには厳しいですが、今回紹介したことを守っていれば「マナーがなってない」と言われることはないです
ちょっと面倒だと思ったかもしれませんが、ラウンドをしていくうちに自然と出来るようになっています
今回紹介したことで、マナーで誉められるようになってもらえれば嬉しいです
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